4/8
ビンテージ・モダーンの、新しい造形。
ニューGB250クラブマンは、機能を追求しながらも、時を超えて人を魅了しつづける造形、そして質感をめざした。丸味を帯びた美しい曲面の15lタンクは、新デザインのグレーとシルバーのツートンカラー。サイドカバーに転写されたCLUBMANのニューエンブレムと共に、その入念な造形、色彩感覚がオーナーの心をくすぐる。また新採用の2into1マフラーは、シングルならではの歯切れのいいエキゾーストノートを発すると共に、車体の軽量化にも大きく貢献している。新たにφ276mmの大径ディスクを装着したフロントブレーキは、ディスクプレートに放熱効果の高い多孔式を採用して足元を精悍にひきしめるなど。そのかたちは、それぞれに機能と質感をつきつめた造形の美。言いつくされない深い味わいと美しさを放っている。
ビンテージ・モダーンの、新しい心臓。
ニューGB250クラブマン、その走りは先進テクノロジーによってさらに鍛えあげられている。好評の空冷4サイクルRFVCツインカムエンジンと、新採用の大口径φ38mmシングルキャブレターの組み合わせが、低中速での俊敏なスロットルレスポンスを生みだす。さらにポート形状を改善し、バルブ系慣性重量の軽減をもはかる新設計バレルタイプ(樽型)バルブスプリングや、コンロッド小端部およびピストンリングを軽量化したテーパーコンロッドなどの新機構を採用。大容量エアクリーナーや2into1マフラーの導入といった吸排気系の見直しなどと共に、湧き上がるような低中速トルクの増大を実現。単気筒・シングルキャブ・1本マフラーのシンプルな構成で、シングルならではの躍動感を獲得した。またシリンダーヘッドカバーからクランクケースカバーに及ぶエンジンの外観上の仕上げにも、グレードの高い趣向が施されているニューGB250クラブマン。一段と剛性アップをはかったセミダブルクレードルフレームを採用したライトボディ(乾燥重量129kg)とあいまって、これぞシングルの走り味が満喫できる。